足立区民合唱団








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♬ 先生方へのインタビュー

お世話になっている先生方に、ふだん聞けない話、本音をインタビューします! 

◇ 和田先生にズームイン!

司会:今回は、御年30ウン歳にして、我々おじさんおばさんを熱く乗せてくださる
   和田一樹先生に、直撃インタビューです。
   去年の10月に「笑っていいとも」に登場されるなどテレビでもご活躍ですが、
   どんなきっかけなんですか?

和田:「のだめカンタービレ」(2006〜2010年放送)の時に知り合った
   プロデューサーやディレクターからの繋がりで、仕事をさせて
   いただいています。それもあって特にフジテレビが多いですが(笑)
   のだめ以降は深夜番組でオーケストラと共に出演させていただいたことも
   ありますが、楽器の間違い探し当てや、運命体験指揮コーナーなどで
   放送されました。
   そのディレクターが今度はいいともで是非ということであったので、
   昨年は笑っていいともに出演することが出来ました(笑)
   またこの4月から、あるコマーシャルに登場します。
   チラチラ映りますので、ぜひ見てください。

司会:区民合唱団からも何人かそのCMのリハーサルに出て、
   先生が振られたんでびっくりしたそうですね。
   和田先生のそのキャラは、子どもの頃からなんでしょうね。
   指揮者になろうと思ったのは、どんなきっかけですか?

和田:僕は東京生まれ中野育ちです。
   子どもの頃は、指揮者になろうなんて気はさらさらなく、
   ピアノはやっていましたが、中学はサッカー少年、高校はバンドです。
   それで、自分で作曲したくて、尚美学園の作曲科に入りました。
   ところが、いくら作曲しても、自分で指揮できないのがもどかしい。
   また、指揮を勉強して過去の作品を研究することが作曲にも生きるのでは、
   と思い東京音楽大学の指揮科に入りました。
   東京音楽大学では広上淳一先生や汐澤安彦先生(足立シティオーケストラ
   常任指揮者)にご指導いただいたのです。
   もともと歌は好きだったんですが、大学のレッスンではオーケストラ楽曲が
   大半を占め、あまりオペラの曲を取り上げることがありませんでした。
   坂本和彦先生には、そんな中でオペラや合唱など教えていただきました。
   教えていただいたというよりは、副指揮などで現場に立たせていただき、
   現場を知るということで色々と教えていただきました。
   2009年の坂本先生のオペラの本番では、前半を僕にまかせていただき、
   先生が後半を振られました。
   坂本先生には、足を向けて寝られません。足立区民合唱団に来させて
   いただいたのも、坂本先生に声をかけていただいたのがきっかけです。

司会:ところで、たとえば安部先生は、音程やリズムにとりわけきびしいんですが、
   和田先生は、私たちにご指導いただく上でとくに何にこだわって
   らっしゃるんですか? 

和田:音程やリズムももちろん大事で、それが正しい上での話ですが、
   僕は自分の役割として、役者目線ということを考えています。
   良い意味で馬鹿になることです。
   役者さんは、役に入るとガラっと変わるでしょう。
   つまり、音楽の中にあるエネルギーを出し切ってほしい。
   練習に入った瞬間に、その音楽を好きだという気持ちをぶつけて欲しいです。
   日頃の練習からそれを精一杯出すことで、本番が違ってきます。
   指揮者としては、出し過ぎる分は抑えてと言えるのですが、
   出てないものをいじりようがないのです。

司会:坂本先生にも前に同じことを言われました。
   自分がどう歌いたいのかをもっと出してほしいと。

和田:体調的なこともあるでしょうが、それも含めて、自分の思いとエネルギーを
   出し切ってほしい。たかが2時間、されど2時間です。
   足立区民合唱団のみなさんに意欲がないとは言いませんが、
   せっかくこの時間この場にいるんですから、練習の最初から全力投球で、
   燃え尽きるくらいのエネルギーがあるといいなと思います。
   そうすれば、足立の合唱はもっと変わるのではないでしょうか。

司会:我が身を振り返って、もっと表現しなくては、それには曲について
   もっと読み込まなくてはと反省しました。
   今日は、お疲れのところありがとうございました。

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